私がハゲ(AGA)の兆候に気付いた瞬間から、無知ゆえの無駄な抵抗期。あの頃僕は若かった・・・

 

この物語は、24歳にしてハゲの兆候に気付き、試行錯誤しながら約7年間かけてハゲを克服し、現在(42歳)まで生き延びている元若ハゲの体験記です。

早速ですが、自己紹介がてら、私のハゲとの戦いの始まりからお話していきたいと思います。

 

私がハゲ(AGA)の兆候に気付いた瞬間とは?

 

まずは、私がハゲの兆候に気付いたタイミングからお話していきます。

ハゲ予備軍がハゲに気付く瞬間で多いのは、身近にいる人に指摘された。

セットが決まりにくくなった。

鏡越しに頭皮が透けて見えるようになった。

髪の毛が濡れるとヤバイことになった。

など、自薦他薦様々ですが、私の場合は入浴中のことでした。

 

 

浴槽に頭まで浸かり、ゆっくり浮き上がってきた後に、鏡を見ると・・・

ありえないほどに前髪が細い毛束になっておでこに張り付いていました。

これが本当の自分の姿かと思うと、恐怖に震えたことを覚えています。

すぐに風呂から上がり、髪の毛を乾かして生え際を入念にチェックしたり、鏡を2枚使って頭のてっぺんを観察してみました。

 

 

その時にわかったことは、てっぺんは問題ないが、生え際の髪の毛の密度が驚くほど薄くなっていたという事実でした。

幼少期、青年期にはマジックで線を引いたような富士額だったはずが、富士の山は明らかに存在感を失い、

自然な曲線を描いていた生え際はリアス式海岸のようにガタガタになっていました。

 

 

 

当時(2003年)はまだまだガラケーの時代で、iPhoneもスマホもなく、家にパソコンもなかったため、ハゲ発覚の日の夜は、寝る間も惜しんで不自由なガラケーでハゲについて徹底的に調べ上げたものでした。

自分で言うのもなんですが、行動力に溢れる私は、翌日にはドラッグスアに走り、ある商品を購入したのですが・・・

 

恐怖のあまり即行動したのだが・・・

 

私が初めて購入した育毛グッズとは、大正製薬から日本初の発毛剤として1999年に発売された『リアップ』と、リアップの浸透率が上がるという触れ込みで同じコーナーに並べられた『リアップシャンプー』でした。

いくら必死になってガラケーで調べたところで、当時の私にはハゲの知識など全く皆無でしたし、AGAについての情報量も少なく、最終的に『鷲のマークの大正製薬』というメジャーな企業に、信頼と安心を寄せてのことでした。

はっきりは覚えていませんが、2商品で軽く5千円以上はしたように記憶しています。

実際には、この時(2003年当時)すでに、ミノキシジルタブレットもフィナステリドを含むAGA治療薬であるプロペシア(1997年発売)もすでに開発、発売されていることを思えば、その後の苦悩の数年間を悔やむばかりです。

ですが、現実問題として日本国内では、ハゲの原因は頭皮の皮脂による毛穴の詰まりだとか、血行不良だとか、間違った情報ばかりが飛び交っており、自宅でできる一般的なハゲ対策は、これくらいしかなかったのです。

必要最低限の皮脂まで取り除き、髪の毛から油分を完全に奪うシャンプーで髪を洗い、

ミノキシジル濃度がたったの1%しかない『リアップ』を頭皮に塗り込む・・・。

 

 

こんなことでハゲが改善するわけないんですけどね・・・。

 

リアップ(1%)とリアップシャンプーの効果

 

とりあえず、藁にもすがる思いで『リアップ』と『リアップシャンプー』によるハゲ対策を始めたのですが・・・。

頭皮の皮脂を除去することをメインに考えて作られた(それ以外にも有効な成分が含まれていたのかもしれませんが)シャンプーで髪を洗うと、頭皮だけでなく髪の毛もカッサカサになり、タオルで乾かす時には髪の毛がプツプツと大量に千切れてしまいます。

 

 

ですが、何も知らない私は、せっかく高いお金を払って買ったんだからと、一応、最初に買ったセット(リアップとシャンプー)を使い切りました。

ミノキシジル濃度1%であっても多少の改善効果はあったのかもしれませんが、たったの1か月やそこらで目に見える変化が起こるはずもなく、悩み続ける日々が続いていくのでした。

さすがに、髪の毛がプチプチ千切れるのはまずいと、シャンプーは普通のものに交換したのですが、リアップ(1%)のリアップだけは、けなげに使い続けていました。

その期間は、現状維持、もしくは軽い進行状況のような感じで、リアップ(1%)の使用以外には、前髪を短くしてみたり、細く弱々しい生え際の髪の毛を短く切ったりしながら、どうにかこうにかハゲに抵抗しているようなつらい時期でした。

今になって振り返れば、数年間も現状維持、少しの進行くらいですんだのは、わずかながらでもリアップ(1%)の効果が出ていたのかもしれないと推測すれば、大正製薬さんには申し訳ない気持ちもあります。

ですが、本当に無駄な時間とお金を使ったとしか思えませんね。

しかも、その間に、AGAのメカニズムは解明され、AGA治療は大きく前進していたと思えば・・・。

次回に続く・・・

 

 

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